お知らせ

Last up Date 2025.11.7
第62全国(名古屋)大会の報告
第62回全断連全国(愛知)大会のご案内

「アルコール依存症からの回復の祭典!!」である全国大会が10月19日(日)、愛知県名古屋市岡谷鋼機名古屋公会堂において約1,400名の参加者を集め、盛会のうちに終了した。
主催:公益社団法人全日本断酒連盟
主管:NPO法人 愛知県断酒連合会
共催:愛知県
後援:厚生労働省、日本医師会、愛知県精神科病院協会、愛知県精神神経科診療所協会
愛知県アルコール連携医療研究会
テーマ:「明日へつなぐこころの絆」

令和8年度は兵庫県神戸市で第63回全国(兵庫)大会を開催します。
~アルコール関連問題啓発週間~
~アルコール関連問題啓発週間~

 アルコール依存症や様々なアルコール関連問題の解決には、当事者だけでなく社会全体がアルコール依存症やアルコールの害に関する正しい知識を得なければなりません。
 この目的で、2013年に成立したアルコール健康障害対策基本法で、断酒宣言の日(11月10日)を起点とした「アルコール関連問題啓発週間(11月10日~16日)」が定められました。お酒の害に悩み苦しむ本人や家族の支援と社会的偏見の解消に向けて、国民全体の理解を目指しています。
 厚生労働省は毎年、アルコール関連問題啓発のためのポスターを制作しています。
 今年度のポスターを紹介します。
かつては男性のイメージが強かったアルコール依存症ですが、最近では女性の酒害者も珍しくなくなってきています。様々な社会、家庭環境の中で問題を抱え、誰にも相談できずに一人悩む女性達がモチーフとなっています。
また厚労省では純アルコール量と分解時間が計算できる「アルコールウォッチ」というツールも作成しました。分解時間を知ることで、翌朝を考えて飲酒量を控えたり、飲酒運転防止にも役立つことを目的にしています。
アルコールウォッチ | あなたの飲酒を見守る

(ポスターにも二次元コードが入っています)
断酒会では、啓発期間中、各地域で以下の行事を実施します。
◎全国一斉街頭キャンペーン(厚生労働省・警察庁後援)
期間11月1日~11月30日
「アルコール依存症の早期発見・早期対応、継続支援」と「飲酒運転根絶」をスローガンに、全国主要都市で啓発チラシ、ティッシュの配布を行います。
◎アルコール関連問題啓発フォーラム/セミナー(厚生労働省後援)
期間11月1日~11月30日
詳細は、全断連までご照会ください(03-3863-1600)

断酒への勇気と希望

中田陽造先生は、長年にわたり全日本断酒連盟の顧問を務め、各地の断酒会行事にも積極的に参加されました。先生の励ましの言葉には、深い「人間愛」と「断酒会愛」が込められており、多くの方々に勇気と希望を与えてこられました。
医師・研究者として、アルコール関連問題や日本の飲酒文化に深い関心を持ち、医療・社会・文化の視点から研究と実践を重ねてこられました先生の講話をご紹介します。

SBIRTSの普及促進セミナーの展開

 SBIRTSは「地域連携によるアルコール依存症の早期発見・早期対応、継続支援」をめざす重要な治療支援体制として、政府の第二期アルコール健康障害対策推進基本計画に明記されました。
 全断連は平成30年度から厚生労働省の依存症対策の「依存症民間団体支援事業費補助金」の交付を受け、SBIRTSの普及促進セミナーの全国展開を続け、地域連携による回復支援体制の構築を呼びかけています。
 令和6年度は全国11地域での開催を計画しており、参加者の便宜を図るためオンライン配信も計画しています。
 アルコール健康障害対策、アルコール依存症対策に係る地域連携の大切な活動として、今後とも積極的に推進してまいります。

全日本断酒連盟賛助会員募集
全日本断酒連盟賛助会員募集

 全日本断酒連盟は、お酒で悩んでいる本人とその家族をはじめ周囲の方々の相談に応じ、本人が飲酒の害から回復し、酒のない新しい生活を始めることで、社会の信頼を回復できるよう支援する団体です。
 「アルコール健康障害対策基本法」に基づく基本計画の実施に向けて、その地域展開が進んでおります。断酒会は自助団体に課せられた負託に応えるため、各地域で社会の人々に支援の輪を広げていかなくてはなりません。これまでの活動費用は会員の会費により賄ってまいりましたが、これからは、多くの法人、医療機関、ならびに個人の皆様からの深いご理解と財政面でのご支援をいただくことが不可欠であると考えております。
 このような趣旨から、全日本断酒連盟賛助会員の制度をご紹介し、皆様のご賛助をお願い申し上げます。