11月10日 断酒宣言の日

令和4年度 全国一斉キャンペーン報告

厚労省・警察庁が後援
本年も、新型コロナ禍の下、街宣活動が制限された地域では医療・行政、関係機関等の協力のもと、相談窓口を利用しての啓発活動となった。 
今年も厚生労働省、警察庁の後援を受け、道行く人に励ましの声を掛けられ、啓発用チラシ・ティッシュ(以下、啓発用配布物)各17万部を配布した。
各地域で府県警・警察署・交通安全協会等の協力を得ることができた。
北から南まで
北海道
11月11日(金)小樽駅前国道5号線沿いで冬の交通安全セーフティコールが行われた。感染の予防から少人数での開催となり、後志断酒連合会から代表者2名が参加させていただき、ドライバーに安全運転を呼び掛けた。
2014年、小樽ドリームビーチで悲惨な飲酒運転ひき逃げ事故が起きた。あれから8年、相変わらず飲酒運転に関するニュースは日常的に耳にする。8年前の若き3人の女性の尊い命と人生が奪われた事故に、誰もが悲しい思いをしたはずである。車を運転するほとんどの人が飲酒運転は絶対にしないと誓ったはずである。にもかかわらず飲酒運転による事故は全然減っていない。〝近い距離だからちょっとくらいなら大丈夫!〟〝バレなければ問題ない!〟などといった無責任な考えが悲惨な事故を起こしてしまう。 
この日配った「ストップ・ザ飲酒運転」の啓発用配布物で少しでも事故が減って欲しいと願う。
秋田県
晩秋の寒空11月13日(日)、秋田県断酒連合会会員12名でアルコール関連問題啓発と飲酒運転根絶を呼びかけ街頭キャンペーンを実施した。例年通り、秋田駅前アゴラ広場で幟旗を掲げ、通行人に呼び掛け啓発用配布物を配布した。
事前に会員が透明な袋にティッシュ、チラシをセットして受け取りやすくした成果があり、コロナウイルスで受け取りを拒む人も少なく無事配り終えた。
寒い中、今回も長老の前連合会会長夫妻も加わり、ほぼ全会員が参加して共同体の意味を感じた実りある一日だった。
岩手県

11月13日(日)13時、岩手県断酒連合会では、雨の空模様の中、盛岡市と宮古市の2カ所に別れて、啓発用配布物を配布した。 

盛岡市では、例年通り、肴町商店街で行った。飲酒運転根絶の横断幕とアルコール関連問題啓発週間ポスターを使い、会員・家族8名で啓発用配布物を配布した。

宮城県
11月13日、今にも雨が降りそうな、しかも風が強く街路樹の落ち葉が舞う中、午後1時から仙台市繁華街3カ所で「ストップ・ザ飲酒運転」の街頭啓発活動を行った。
 参加者は会員・協力者17名での活動となり、この行動が社会のため少しでも役に立つことを願い、行き交う市民に元気よく啓発用配布物1500セットを配布した。
栃木県
11月1日(火)から始まったアルコール関連問題啓発活動は栃木県庁、栃木県警本部、栃木県免許センター、宇都宮市役所玄関ロビー、真岡市役所ロビー、さくら市イベント会場、益子の道の駅、各ブロックの例会施設、とちぎ福祉プラザの各会場において来場する県民・市民を対象に啓発を行った。
市民公開セミナー「アルコール依存症と飲酒運転」との関連も意識して取り組みを強化した。
 栃木県断酒ホトトギス会は県内のすみずみまで断酒会の活動を周知することを目標にこれらの輪を広げつつある。このことによりアルコール依存症で苦しんでいる本人、家族への酒害相談を受ける機会の底辺拡大を図っている。
 これらの活動は会員みんなの意識と協力が無ければ実現しないので日々精進している。
埼玉県
公益社団法人埼玉県断酒新生会は新型コロナ感染拡大防止に配慮し、3年連続して街頭及び駅頭でのチラシ・ティッシュ配りは中止とし、埼玉県保健医療部疾病対策課と県民生活部防犯・交通安全課に断酒会のアルコール関連問題啓発活動の協力を要請した。
疾病対策課は県内17保健所、防犯・交通安全課は県内全市町村63カ所に書面にて断酒会啓発活動に協力するよう促して頂いた。
埼玉県断酒新生会としては、県内の保健所や区市町村の防犯・交通安全担当課、医療・行政・警察など15000セット配布した。
埼玉東部断酒新生会は活動エリアに所在する保健所5カ所と15区市町の防犯・交通安全担当課に1500セット配布した。埼玉西部は保健所関係7カ所、18市町3警察署、その他に2500セット、埼玉南部は3市内の市役所、保健センター、図書館等、医療機関7カ所に3500セット、埼玉北部は5保健所、27市町村、5警察署、7医療機関等に1500セット、埼玉中央は1500セットそれぞれの活動エリアに配布した。
各保健所や各区市町村の交通安全担当課、警察署、病院等には断酒会会員自ら啓発用配布物を持参或いは送付し、それぞれの窓口に置かせて頂き、街頭・駅頭での配布に替わる広範囲な啓発活動となった。
従来、特定地域(主要都市の駅頭、街頭)での啓発活動に留まっていたが、今年度も県との連携により埼玉県内全域にわたるアルコール関連問題啓発活動となり、大きな成果が期待される。
富山県
コロナ禍の感染拡大のため、例年、県や市と共同で行っていた駅やショッピングセンターでの手渡しによる街頭啓発は県からの指導もあり、昨年に引き続き中止した。 
代替えとして、イベントの出展ブースなど県内各所における啓発用配布物等の設置・配布を県厚生センター、市保健所などを通して実施した。
福井県
コロナ禍で令和元年以来3年ぶりの実施となった。
11月6日さわやかな秋晴れのもと、福井市のショッピングモール「エルパ」にて、会員・家族10名が参加し実施した。
 午前9時45分頃から、福井断酒新生会、丹南断酒新生会の本人・家族の代表者の連絡先を記した啓発用配布物500セットを来客者に配った。
 連絡先を記したが、ほぼ連絡がないので、今後は警察や社会福祉関係者に協力要請したり、場所を変更したり工夫していきたいと思う。
愛知県
コロナ禍のなか、感染予防を施して街頭啓発方法を検討したが妙案は見つからず、今年度も道行く人々への手渡しによる街頭啓発は見送り、各ブロック・各会の連携している各種機関窓口等への設置依頼での啓発となった。
三重県

11月5日(土)、10時から、ンペーン(断酒宣言の日全国一斉キャンペーン)」を行った。
三重断酒新生会の会員・家族、京都府断酒平安会の家族、三重県くらし・交通安全課職員の計25名が〝飲酒運転追放〟〝アルコール関連問題啓発週間〟〝全日本断酒連盟〟の3種の幟を立て、「飲酒運転をやめましょう!飲酒運転の背景にはアルコール依存症があります!厳罰化だけでは飲酒運転はなくなりません!」と呼びかけながら準備した啓発用配布物を配った。

滋賀県:アルコール関連問題啓発週間、「断酒宣言の日」全国一斉キャンペーンにあわせ、11月13日(日)午前9時から11時半にかけて、滋賀県近江八幡市JR近江八幡駅を中心に飲酒運転撲滅キャンペーンを行った。また、今年は名神高速道路上り線大津サービスエリアでの配布も行った。

滋賀県

アルコール関連問題啓発週間、「断酒宣言の日」全国一斉キャンペーンにあわせ、11月13日(日)午前9時から11時半にかけて、滋賀県近江八幡市JR近江八幡駅を中心に飲酒運転撲滅キャンペーンを行った。また、今年は名神高速道路上り線大津サービスエリアでの配布も行った。
滋賀県断酒同友会会員、家族25人でチラシの折込係、駅前の配布係りに分かれ、配布係は近江八幡駅南、北口6カ所で〝飲酒運転は止めよう〟〝アルコール関連問題啓発週間〟の幟旗と〝飲酒運転撲滅〟のタスキ掛けで「飲酒運転撲滅キャンペーンです。飲酒運転はやめよう!」と声掛けし、市民の方に啓発用配布物のセットを配った。
また、支部の所在する行政相談窓口での配布依頼も行った。

京都府
・11月12日(土)10時~JR京都駅前12名 600セット
・11月12日(土)10時~阪急四条大宮駅前16名 600セット
・11月25日(月)10時~北野天満宮前12名 800セット
※各カ所12名~16名の会員・家族の 参加があり、3日間、雨にも降られずに2000セット(ティッシュとチラシ)の配布が終了した。
今年は例年以上に街頭で配布中に市民の方から「頑張ってください」「お疲れ様です」の声を掛けていただくのが多かったような気がした。
昨今の飲酒運転での悲惨な事故により市民の関心が高まっていると思う。この機会に酒害啓発活動を更に市民に根付かせたいと思う。
今年もコロナの影響により、2000セット街頭で配付して、残りの1500セットは、京都北部の市役所、警察署、保健所、病院などに置かせていただいた。3500セット全て配布完了した。

奈良県
準備当初は小雨が降っていたが、配布する頃には晴れ間も見える中、11月20日(日)、7時50分頃から約1時間にかけて奈良県運転免許センターに於いて啓発運動を行った。 
断酒会員14名、家族会員4名、合計18名が参加して啓発用配布物の配布をして、飲酒運転根絶、撲滅の啓発を行った。
今年もコロナ禍の中での配布だったが、チラシとティッシュは少しでも受け取ってもらえるようにと、ビニールの食品手袋をして配布した。中でも入会・断酒歴1年2カ月の仲間と入会37年ぐらいのご夫婦の参加は感慨深いものがあった。
今後も一般の方々に少しでも断酒会の存在を知っていただく啓発活動をやっていかねばと思った。
大阪府
11月13日(日)雨の為、予定より1時間短く12時半から13時半まで断酒会員31名の参加で、難波高島屋前にてのぼり・横断幕を掲げ、マイクでの案内と啓発用配布物の街頭配布を行った。
コロナ禍ではあったが、規制緩和もあり、人通りは多かったが雨の為4000セットの配布となった。
今回も断酒会活動、飲酒運転撲滅が多くの方に通じたことを感じた。
 各地域断酒会においても駅前での街頭配布を行い、大阪府断酒会あげてのイベントとなった。

兵庫県
県下17断酒会と神戸市断酒協議会は、11月10日から15日にかけて街頭キャンペーンと医療・行政・関連施設関係への啓発用配布物・ポスター等の配布活動を展開した。
芦屋断酒会・尼崎市断酒会・兵庫県伊丹断酒新生会・兵庫県宝塚断酒会・三田市断酒友の会・西宮断酒友の会・兵庫県阪神断酒会は、それぞれ市役所、区役所、保健所、健康福祉センター、生涯学習プラザ、公民館、警察、交通安全協会、コンビニエンスストアーなど多方面に実施。
神戸市断酒会は、例年通りJR兵庫駅前で配布したが、これまで実施していなかった神戸市の北区にも配布地域を広げた。
神戸市断酒協議会は、JR元町駅と地下鉄県庁前から官庁やオフィス街に通じる場所で配布した。この日は医療や行政関係者も街頭キャンペーン活動に参加して頂いた。
西播断酒会は、昨年同様、宍粟市と宍粟警察の協力の下、交通安全やSBIRTSの資料をも同時に配布した。
赤穂断酒新生会は、JR赤穂駅での配布活動を行なった。
今後、街頭キャンペーンの課題として、従前実施していなかった新規地区における街頭キャンペーンの展開が望まれるのではと思っている。
島根県
11月6日浜田市のゆめタウン店前、11月11日JR松江駅前、11月16日JR出雲市駅前にて街頭キャンペーンを行った。  
地元の警察署・交通安全協会・行政の皆さんのご支援と当日の断酒会わせて1000組の啓発用配布物を全て配布した。
 コロナ感染対策として手指の消毒、マスクを着用し、感染防止に留意しながら行った。
山口県
11月13日アルコール問題啓発街頭キャンペーンを防府駅みなとぐちであい広場で会員家族30名で行った。
行き交う人に声を掛け、酒害啓発のチラシを折り込んだティッシュを手渡した。
かつては我を忘れるほど酒に溺れていた我々が断酒会の名札を携え、一般市民の人たちに酒害の怖さをアピールすることの意義と気持ちの伝わる飲酒運転撲滅運動となった。
香川県
毎年11月10日は、「断酒宣言の日」。そして10日から16日までをアルコール関連問題啓発週間と定め、全国の断酒会が一斉に飲酒運転撲滅キャンペーンを実施する。
(公社)香川県断酒会では11月13日(日)午前、高松市のショッピングモ運転を防止するチラシを添えたポケットティッシュを1000個配布した。
香川県断酒会の会員家族のほか、三光病院やこころの医療センター五色台の職員、地元の警察官、県の職員、県精神保健福祉センターの職員にも応援をいただいた。
少しでも飲酒運転の撲滅、根絶につながることを願わずにはいられない。
徳島県
アルコール関連問題啓発全国一斉街頭キャンペーンを行うため、徳島県議会議員で徳島県断酒会顧問の西沢貴朗議員、大塚明廣議員と徳島県断酒会原昇平理事長他数名で徳島県警察本部交通部へお願いを兼ねて挨拶に行った。  
毎年、街頭キャンペーンの前段には徳島県警察本部へお願いに行っているため、断酒会活動、全国一斉街頭キャンペーンのことは十分理解をしていただいており、快く協力をいただくことができた。
また、例会開催等でお世話になっている徳島県保健福祉部にも今後の断酒会活動や全国一斉街頭キャンペーンの協力をお願いし、快く協力をいただくことができた。
 11月13日あいにくの小雨の中、吉野川市マルナカパワーシティ鴨島店入り口で午前10時から飲酒運転根絶キャンペーンを実施した。
徳島県警察本部、阿波吉野川署より警察関係者数名、吉野川保健所健康増進担当課長、徳島県断酒会会員・家族十数名が啓発用配付物を配り、飲酒運転根絶の呼びかけを行った。
主に家族が配り、酒害者本人は幟を持って駐車場に出入りする車のドライバーにアピールした。少し収まりつつあるコロナ禍でしたが、トラブルなく実施できた。
高知県
11月13日、高知市に置いて断酒宣言の日を記念して、飲酒運転撲滅のキャンペーンを実施した。
全断連の啓発ティッシュペーパーと、飲酒運転撲滅のビラを手渡しながら、仲間と一緒に高知県断酒連合会の黄色いジャンパーを着て歩くと10人が1時間ほどで500個のティッシュペーパーを配り終え、連帯感と達成感のなか帰路についた。
来年は道路使用許可申請やビラの準備など覚えていきたいと思う。
福岡県
(福断連)
11月12日、福岡県断酒連合会では、4地区に別れてキャンペーンを行った。
北九州地区のキャンペーン活動は、福岡県断酒協議会と合同実施という形で行った。福断連7名、福断協8名の計15名で小倉駅前のペデストリアンデッキの1階及び2階において実施した。
開始当初は声も控えめで、なかなか啓発物を受け取ってもらえなかったものの、最終的には、概ね1時間ほどで福断連700部、福断協1500部の計2200部を無事に配布し終わった。
今回は、福岡県断酒連合会の黄緑色のジャンパーと、福岡県断酒協議会の赤のジャンパーの2団体のメンバーが、小倉駅前のペデでカラフルにコラボして、非常に有意義な機会となった。
筑後地区については、本年度もコロナ禍という理由で11月20日(日)に西鉄久留米駅で予定していたビラ配布を断念し、福岡県南・北保健所、久留米市保健所、のぞえ病院、聖ルチア病院及び柳川警察署の6カ所に配布依頼した。
それぞれ庁舎内全職員への配布及び各施設の閲覧スペースに他の資料と同様に置かせて頂いた。各保健所については、管轄市町村担当者会議にて配布して頂くよう依頼した。
筑豊地区は飯塚市福祉の集いのイベント、各筑豊地区市、社会福祉協議会、地区交流センター、町内に筑豊地区会員、関係者で配布した。
福岡地区は、飲酒運転事故・摘発が再び増加傾向にある中、11月11日、7時30分よりJR博多駅前にて、福岡県と一緒に2500部のチラシ配布を行った。今回は放送局取材も2件あり、地域ニュースで放映された。
今回も受け取る人は真摯に受け取り、話を聞いてくれた。「家で家族と話し合います」と学生さんも受け取られた。また、中年の女性は「主人の飲み方が気になる」と連絡先を聞かれた。
本行事は福岡市内においてはもはや定着したものと理解できるが、飲酒運転撲滅においての道のりは重く感じ、次年度も同様に行うことを話し合い、解散した。
(福断協)
福岡県北九州市ではJR小倉駅前において、福岡県断酒連合会の皆様と福岡県断酒協議会の会員(総数15名)で「飲酒運転撲滅!」の掛け声とビラ・ティッシュ配りを行った。
天気良く、汗だくになりながら、通行人に手渡しすると「ご苦労さま」「飲酒運転はなくなって欲しい」という言葉を頂いた。飲酒運転がこの世からなくなることを願うと共に、断酒の決意をまた新たにすることができた。
これからも福岡県の断酒会で一致団結して飲酒運転撲滅に取り組んでいきたい。
熊本県
11月6日(日) 熊本市中央区下通アーケードで飲酒運転撲滅運動を実施した。
マスク姿も見慣れた今日この頃、朝夕は寒いがチラシを配りながら少し汗も出た。
熊本県警から毎年の協力は大変ありがたい。熊本中央署員2名、断酒会員15名で少し声を抑えながらも真剣に飲酒運転撲滅を呼びかけた。

沖縄県
沖縄県断酒会は11月20日11時から観光客の賑わいが戻ってきた那覇国際通りで街頭キャンペーンを実施した。
沖縄県警、那覇署から3名の参加もあり、断酒会会員31名とともに声かけをしながら啓発用配布物1000セットを配布した。
午後には依存症援助者団体沖縄ANDOGネットワーク、琉球ガイアも加わりリカバリーパレードを行い、「飲酒運転根絶」と「依存症から回復へ」を市民、観光客にアピールした。
その後、毎年恒例のカメおばぁによる沖縄方言バージョン「ボクのこと忘れちゃったの? お父さんはアルコール依存症」の朗読があり、参加者他、道行く人々も一緒に鑑賞した。
車社会に加え、飲酒習慣、飲酒量が全国平均を大きく上回る沖縄で、飲酒運転問題が永遠のテーマとならないよう、沖縄県断酒会も市民活動団体として啓発活動を続けていきたい。